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またまた久しぶりである。
さて毎日かかさず「ゲゲゲの女房」を 見ているからというわけではないが、 つくづく 漫画家というのは大変な仕事だと思う。 何しろ、 映画でいうところの 脚本、美術、道具、キャメラ、演出…。 そういうのをすべて、ひとりで賄うわけだから。 しかも週刊誌などへの連載となると、 ほとんど毎日、アイデアを練り、 ペンを動かさなければいけないだろう。 文字通り、骨身を削り命を縮める仕事で、 とても僕なんかには真似できないと思う。 (まずそんな才能がないし!) まあ世の中の仕事の大半は 僕のような怠け者には務まらないものばかりで、 飲食店をやっている人は 仕込みや客の入りに 毎日頭を悩ませているのだろうし、 農業をやっている人たちは、 毎日汗だくになって農作業に精を出し、 天候や災害などと苦闘しながら、 今年はどれだけ収穫できるか気を揉み、 豊作になればなったで こんどは値崩れを心配しなくてはいけない。 広告の企画やコピーなんぞの仕事をしてると、 ときどき、そういう難仕事に就く人たちに 申し訳ないような気持ちになってしまう。 そういうとき、少し気をラクにするために、 役所勤めの人間らのことを考える。 あんなにいい加減で安楽な仕事ぶりで 血税から賄われた給料が手に入り、 先々の経済的な不安ともまったく無縁である。 うどん屋のおっちゃんと比べると、 僕の仕事もたいがいヤクザっぽいが、 お役所仕事の連中に比べれば、 まったくもって正当な働きであると胸が張れる。 ここで詳しくは書かないけれど、 ほんとに役所や銀行で いままでどれだけ腹立たしく理不尽な思いをしたことか。 そのたび、 こういう連中の給料を払うために 自分の少なからぬ税金が使わるのかと思うと、 税金なんてびた一文払いたくないぞ、と思いたくなる。 まあ、学校の先生にも似た思いを抱くことはあるのだけど。 やはり 公務員やら政治家やら、その手の連中は 農家とかうどん屋さんとか工場とかで、 研修を義務づけるシステムを作るべきではないか。 半年くらい汗を流して、 大変な苦労をして食い扶持を稼いでいる人が どれだけたくさんいるか知ったら、 自分たちの給料の重みも少しは分かるだろうと思う。 なにも 煙草の値上げに腹を立てて こんなことを書いてるわけではないんだけど。 念のため。
by hobodai
| 2010-09-06 20:25
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