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昨日は久々に映画館へ。
ゆみとなんばTOHOシネマズで、 「ゴールデンスランバー」を観る。 この映画は予告編を見てから ずっと観たくて、 数週間前にもふたりで出かけたのだが、 あいにく満席で、 次の回まで待つのもちょっとな、と 観ずに帰ってきたいきさつがあり、 そういうこともあって、 昨日はゆみがネットで座席指定をすると言い出して。 ネットで座席指定できることは もちろん僕も知っていて、 そりゃ便利だと、 数年前に指定画面をチェックしたのだが、 指定のしかたがすごく乱暴な設定で、 前のほうとか後ろのほうとか、 そういうかなり荒っぽい指定しかできなかった。 それで、そういう指定法を放棄していたのだが、 昨日、指定の画面を訪れてみると、 すでに売れている席が明示され、 残った席のなかで好きな席を選べるではないか。 いやいや、進歩していたんであるか。 というわけで、前もって席を指定した上で出かけた。 もちろん50歳以上夫婦割引で申し込んだのだが、 ネット上で申し込む場合、 ほんとに50歳以上かどうかどうやって判別するんだろうかとか、 いろいろと細かな疑問は残ったのであるが、 それでもこうやって予約できるとすごくラクチンで、 行ってみてから空席状況をやきもきするという いままでの気苦労は何だったんだという感じで。 まあ、かつてのモギリのいる映画館を思い出し、 映画館の魅力とは何ぞや、ということを持ち出すと、 またちょっと違う話になってしまうのではあるが。 いまどきのシネコン主流の映画館事情を鑑み、 でもやはり映画館に足を運びたい人間としては、 これからはネットでラクチンに予約し、 そういうことを知らない またはバカにしている同世代の人間に、 へへん、と自慢気に喋るんだろうなと思う。 で、50歳夫婦割引の件は チケットを見せて通るときに免許証を見せることでクリアー。 映画もすごく面白かった。 この映画のタイトルが ビートルズの曲名であることも知らなかったのだが、 ディティールの描き方とデフォルメのバランスが良く、 理由もなく、オズワルドに仕立てられてしまう、 ちょっと理不尽な仕掛けを伴うサスペンスなのだが、 まあ主演の堺雅人が好きかどうかにもよるだろうけど、 演出と編集のリズムがすごく良くって、 2時間20分ほどの、けっこう長い映画だったのだが、 どんどん画面にひきつけられてしまった。 体調もあまり良くなく、 ここんとこと、ちょいとばかり暗い話題に偏りがりなのだが、 こういう映画を観ると、すごく気分が良く、 家に帰ってから、ワインをがぶがぶと飲みながら、 ジャンゴの「ヌアージュ」を弾いてみたりして、 つかのま、ご機嫌なスランバー気分になるんである、
by hobodai
| 2010-03-07 17:53
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